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飲食店 開業までの流れ 無料で出来る販促 税金

 

 

脱サラや、どこかの飲食店で働いていて独立起業してこれから飲食店を始めようと考えている方に、開業までの流れと、コストのかからない販促のツール 税金の目安や対策をお教えいたします。

 

 

飲食店開業までの流れ

①資格

まず開業にあたって必要な資格です。絶対必要になるのが食品衛生責任者です。f:id:kentos55:20190728122436p:plain

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食品を扱う店舗を営業する場合、営業許可施設ごとに食品衛生責任者を置かなければなりません。次の資格のある人がお店にいない場合は、必ず受講しましょう。
食品衛生責任者として資格が認められている人
(1) 栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者
(2) 食品衛生管理者になる資格を有する者(医師、歯科医師、薬剤師又は獣医師あるいは医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者)
(3) 食品衛生責任者養成講習会修了者 等

保険所で営業許可を発行してもらうにはこの資格が必要です、左図のようなプレートを店内に置いて堂々と営業したいですよね。

 

資格取得は簡単!1日間の講習と最後に簡単な小テスト受講料は10000円。

 

講習の開催日などの細かい詳細は各地域によって異なりますので調べてみてください。

 

基本的に資格はこれだけで大丈夫、調理師免許などは必要では無いのです。

 

ただ30人以上の客席のお店や深夜0時以降にお酒を販売するお店、店内で菓子製造、そうざい製造して販売するなどは食品衛生責任者と併せて別の届け出が必要になる場合があるので気を付けてください。

②店舗設備の条件

店舗も営業許可を取得するには法律で要件が定められています。実際に保健所職員が店内を見に来ます。

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基本的な要件は決まってますがこれも多少地域や地区によって異なるみたいなので各地保健所に要件は最初に確認しておくべきです。

 

主な要件は、シンクが設置されているか、トイレや厨房には手洗い器が設置されているか、食器などの収納場所にはがあるか、火器を使う所の天井には換気ダクトがあるか、グリストラップの有無、厨房と客室との境が扉等で区切られているか、厨房の床は清掃しやすい素材で出来ているか

 

などのある意味常識的なことが多いです、店舗設計の段階で保健所に相談に行くことをお勧めします、いざ検査の時にダメ出しされて費用をかけて修繕することだけは避けましょう

 

居ぬきの物件だから大丈夫と思うのも危険です、過去と今では必要要件が変わってることもあります

 

保健所の要件をクリアするのに、厨房設計の前に各保健所の要件を知っておくのは必要と言えます。

 

※追記

火器を取り扱う店舗は業務用消火器の設置が義務付けされます。

種類は(十型、業務用)

③営業許可取得

②をクリアすると営業許可引換書がもらえまます、①②と店の平面図や登記書類などの必要書類(保健所が詳しく説明してくれます)飲食店営業許可申請書を提出して営業許可証が発行されます、手数料は19000円ぐらいです。

 

これでやっと認められた飲食店として営業していけます、文字で説明すると面倒に感じますが、実際には意外とスムーズだと思います

 

保健所職員は丁寧に相談に乗ってくれるけど、時間は結構かかる。

 

これも各保健所によってばらつきがあるみたい

検査から2週間ぐらいは見といたほうが良い!

後はオープンを待つだけですねww

 

以上が大まかな開業までの流れです、開業までには許可証以外にもインテリア、食器や備品の購入、人材の募集や教育など準備するものは山積みなので、許可証取得は余裕をもって早めに対応することをお勧めします。

飲食店無料で出来る販促

 飲食店たるものやはりお客が来なければ営業している意味がないです! しかしオープン準備に相当の資金を使った上で、宣伝広告費にどれだけ資金を投入できるでしょうか?

 

そこで無料で効果のある販促の種類を記載していきます、ツイッターやインスタグラムやも当然その中に含まれます、宣伝効果は確かにあると思いますが、結構日々の更新や返信に時間と労力を取られがちになってしまいます、そこで今回紹介したいのはLINE@とGoogleマイビジネスです。

LINE@

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このマークよく見かけますよね!

既存のLINEアカウントで登録することも可能で

ツイッターやインスタより更新頻度は少なくても地道に効果を出してくれるイメージです。

登録は意外に簡単で、登録が終われば基本は無料で使う事ができるがオーナーが登録者にメッセージを配信するメッセージ数が500以上は有料になる。

 

LINE公式アカウントのように宣伝や情報の配信に使える、どちらかというとリピーターを獲得する感じの使い方がおすすめ。

 

使い方は店内やメニュー表などに友達登録用に発行されたQRコードやアドレスを張り付け

 

新規登録で『ドリンク1杯サービス』や、『トッピング1品サービス』などで登録者数を増やしていく

 

何がリーピートを促すんだって感じですがこの地道に増やした登録者にメッセージを送ることができます、『今月のおすすめメニュー』や『今月のお得クーポン』などを配信でき、お客様に店を思い出させたり、また行ってみようと思わせるきっかけにはかなり役立はず。

 

お客様にお得な情報を月に一回程度、配信するだけなので管理の手間が非常に省ける。

一年ぐらい頑張って登録者数増やしと月に1回程度の配信でそれなりの数のファンとリピーターを獲得できると思います。(頑張り次第)

 

注意としては1か月に500人以上にメッセージを配信したかったり個別のユーザーネーム取得などは有料になります、それほど高額ではないので500人にメッセージを送れるぐらいにまでなれば有料に移行するのも検討してみる価値はありです。

 

Googleマイビジネス

こちらも基本無料で使えるので登録して損はなし!Googleに自分の店を登録しましょうって感じなのがgoogleマイビジネス!

 

登録すれば自分の店のショップ名がGoogleMap上に記載されら住所や電話番号、メニュー内容や営業時間なども登録していくことが出来ます。

 

それを見たお客様が写真を投稿したり口コミを書いたりするので認知度を上げるには最適

 

今では食べログなんかより、ユーザーはGoogleに書き込まれた口コミなどを見て行きたい店を決める方が多いとされています

 

出先などのランチなどでGoogleで検索してお店を選んでるお客が多いのが分かっていてそこに情報を記載しとかないとかはあり得ないですよね、ほかにも検索が何件あったとか自分の店まで何人GoogleMapで検索したとかの細かい情報を見ることが出来ます。

 

お勧めなのがGoogleマイビジネスにオーナーが投稿することも出来るので、上で紹介したLINE@を紹介し友達登録用QRコードなどを張り付けておけば新規の客に色々な付加サービスを提供して来店を促す効果も期待できます。

 

飲食店にかわらず美容室や雑貨店なんかもネット上で自店をアピールするにはGoogleマイビジネスの登録活用は必須と言えるでしょう。

tenjuku.net

↑ ↑ ↑登録や詳しい説明

飲食店税金について

納税

運営も軌道に乗り利益を自分の給料だと思い使ってしますと後でとんでもないことになります、日本の税務署を甘く見てはいけません納税はきちんと果たすべきです。

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基本的には納税の事を前提に考え、自分の財布と事業用の財布はきちんと分けて考えること!!

 

納税を前提に節税することは大切です、節税と脱税は大きな違いです、節税しながら全うに納税するにはどうしたら良いか、これも日々の小さな積み重ねと言えます。

節税①

領収書は確実に保管しましょう、仕入れ光熱費などの領収書は当然の事ですが仕事相手との飲食代や交際費はちゃんとした経費に計上できます、忘れずに領収書は補完しておくこと。

節税②

店舗の家賃や駐車場賃借料は当然経費ですが、それ以外にも自宅で売り上げの計算やアルバイトの給料計算など運営にかかわる仕事は少なからずやっているはずです

 

ですから自宅や賃貸マンションなどでも、住居兼事務所という形で申告する、これで住宅ローンや賃貸料の一部が経費計上することが出来ます。車も同じことが言えます、社用車として車を購入して購入金額やローンの一部を経費として計上することが出来ます。

節税③

小規模企業共済や中小企業退職金共済制度に入会する

個人事業主や中小企業経営者が入ることのできる保険みたいなもので、少しずつ積み立てて行くもの、掛け金は全額損金として扱われる

 

生命保険などは年間12万円までしか損金計上できませし、自分で銀行にためていく場合は当然利益として課税されるが、小規模企業共済や中小企業退職金共済制度は損金計上できるので非課税で積み立てが出来るってことです、自分への退職金だと思って積み立てるのもよいでしょう。

節税④

これは配偶者がいる場合に限りますが、妻にも給料を払う事にしますそして自分の給料を下げて申告し所得分散するわけです

 

一人がたくさん稼ぐとその分、課税率が上がりますが、夫婦に分散させて給与を支払うと税金として引かれる額が少なくなるって事になります、妻が直接店舗で働いていなくても住居兼事務所で働いている事にしても大丈夫です。 

まとめ

飲食店などの個人オーナーとして起業し軌道に乗せ利益を出していくことは日々の努力そのものだと思います、その日々の努力の少しでも助けになればと今回書いてみました最後まで読んでいただき有難うございました。