自律神経とは
呼吸、心拍数、体温、血圧を保つ、消化吸収、エネルギー代謝などをコントロールする神経の事で、交感神経と副交感神経からなる、自律神経の活動量は10代がピークとされており加齢とともに右肩下がりに低下していく、10代と比べて40代はその半分60代では4分の1とされている、自律神経の老化の原因は活性酸素による酸化原因とされていて、なかでも自律神経を構成する神経細胞は一度傷つくと二度と再生しないことも分かっている。
頭痛 むくみ 肩こり 耳鳴り めまい 飽き 疲れ 火照り 血行不順 生理不順 下痢 便秘 食欲不振 睡眠障害 倦怠感 イライラする 怒りっぽくなる 手汗がひどい など
これらの症状は自律神経が疲れているサインかもしれません、安定させた日常生活を送るのに自律神経はとても大切です、その自律神経を知らず知らずのうちにいためつけてはいませんか?
そんな自律神経についてまとめてみました。
自律神経に悪い事
睡眠不足
自律神経にとって睡眠不足は大敵、睡眠中も自律神経は活動していますが昼間と比べると一息つける時、この時に自律神経は回復していきますが睡眠が不足すると回復する前に朝を迎え、自律神経の疲労が蓄積し加齢のよる低下に拍車をかけるこ事になってしまいます。
過度のトレーニング
汗をかくと気持ちいい、仕事のストレスをジムに行って発散するという人は少なくないと思います立派な心掛けとは思いますが、体を自動で調整してくれている自律神経、自律神経が弱っている時に過度に運動してしまうと自律神経にはマイナスです、体温が上がり心拍数が上昇すればそれを自動に元に戻そうとするので自律神経が余計に弱ってしまう場合があるからです、ランニングからウオーキングに変えダンベルから自重運動(自分の体重で筋肉に負荷を掛ける運動)に変えるなどの心掛けは必要。
長時間の同じ姿勢
デスクワークは背中が丸まり骨盤が後退した不良姿勢になりがち、肩こりや腰痛を招きやすいが、かといって背筋をピンと伸ばし骨盤を立てた正しい姿勢でも長時間続けるのはNGです血流が悪くなり自律神経の仕事が増えるばかりです、座りっぱなしを避け30分に一度ぐらいは立ち上がり歩き回る、仕事に支障が出ない程度に立ち上がり、トイレに行ったり水分補給をしたり、時間があれば短時間のストレッチなどすれば、長い目で見ると自律神経の老化を少しでも防げると思います。
長時間飲まず食わずは×
血糖値が下がりの脳の糖質供給が低下し血糖値を上げるために自律神経が仕事をし始めます、空腹な時間が長引けばそれだけ自律神経が過労するので少しでも良いので胃に糖質や水分を入れる事、一説ではベジタリアンも自律神経には良くないとされています、バランスに良い食生活こそが自律神経への労りです。
早食いもドカ食いも自律神経を乱す原因。
光・音・温度
朝いきなり大音量の目覚ましで起きたり、暗い部屋でスマホをずっと見ている。熱い寒いに長時間耐えるなどの環境はこの際見直すべき、急に大きな音が鳴れば誰でも心拍数が上がります、熱い寒いに耐えるのも自律神経の酷使、理想を言えば夜更かしをせず自然と寝覚めるのが良いのですがなかなか難しいですよね、寝る前にカーテンなどを少し開け朝日の差し込みで目覚める光の目覚まし時計などは最高です。
ネガティブ思考
日々のストレスでネガティブになっていませんか?悩みが頭の中をグルグルしてませんか?小さなミスを大きな失敗だと思う、そんなネガティブな考えも自律神経にはよくありません、ネガティブな人ほど完全主義な人が多いといわれています、完全主義だからって自律神経を痛めては損じゃないですか?失敗を許容する気持ちも持って自律神経を整えましょう。
ストレス発散と思って??
休みの日に日帰り温泉バスツアー良いストレス発散ですね!でも自律神経には最悪かもしれないのです、長時間同じ体制でバスに乗って血行は悪くなり、温泉に何度も大汗をかくまで出入りすれば温度調整のため自律神経は激務な状態になってます、家に帰れば気持ちはスッキリしたが体は疲れたなんてことありませんか?ストレス発散は大事ですがその反面自律神経が弱ってしまっては意味が無いですよね?自律神経を思うなら余裕をもって宿に泊まって身も心も自律神経も回復させましょう。
自律神経は自己の命令では動いてくれない神経なので自分よかれと思ってやった行動も自律神経を痛めている可能性が大いにあると言うことを自覚することが必要です。
自律神経に良い事
良い事はそれぞれライフスタイルによって取り入れれるもの取り入れたくないものがあるはずです、端的に紹介するので自分のライフスタイルに合うものを取り入れて自律神経を調整してみてください
朝起きたら太陽光を浴び一杯のミネラルウオーターを飲む
太陽光を浴びることで体内時計がリセットさる、寝てる間には汗をかいているのでミネラルウオーターを飲み水分補給!
朝食はバナナとヨーグルト
自律神経のバランスを整える作用のあるセロトニンが含まれる食材、腸内環境も整える。
バナナとヨーグルト以外にも、ナッツ、卵、大豆製品、味噌、鰯(いわし)なども良いとされる。
スマホを見るのは短時間にし、深夜は見ない
スマホを長時間見ているとどうしても同じ体制になりがち。
深夜に見るブルーライトは体内時計を狂わせる原因
仕事中は椅子の上でもストレッチ
デスクワークの人は(椅子の上でストレッチ)などをネットで検索するとストレッチ方法が出てくるので積極的に取り入れる、椅子の上でできる腹式呼吸法なども良し。
仕事終わりは20分程度歩く
電車やバスを一つ前の駅で降り歩いて帰るなどの適度な運動習慣をつける。
適度な運動は自律神経を整えるのに最適
夕食は消化の良いもの
寝る3時間以内に食べるものは、なお気を付ける。
寝てる間に消化が悪く内臓を働かせ続けるのは自立神経の老化に繋がる。
お風呂は38度で15分浸かる
暑すぎてもダメ冷たすぎてもダメ。寝る2時間前ぐらいに入る。
入浴前、入浴後軽くストレッチすればより効果的。
寝るときは26度~28度
電気代節約のため暑い中、汗をダラダラかきながらは入眠しずらく良眠できない。
自律神経の回復に必ず必要なことは、良い眠りに就くことである。
まとめ
自律神経が不安定になりすぎると様々な疾患をもたらします、自律神経失調症、メニエール病、神経性胃炎、過呼吸、鬱、など一度掛罹ると治療に時間が掛かるものもあります、自律神経のマイナス要素プラス要素を一つ一つ見ると簡単な事ばかりですが現代の生活においてすべて行うのは難しいと思います。
大きな疾患に掛かる前に出来ることから生活習慣を変え安定した自律神経の状態を維持するのは、安定したライフ生活を送れると言うことでしょう。