こんにちわ、今回は身近な所で一般的な盗聴器が仕掛けられているか否かを自分自身で調査した結果を書いていきます。
盗聴器を調査する理由
盗聴器は年間40万個販売されていると言われています、その中でまだ発見されず電波を発信し続けている物がどれぐらいあるのか?
特定の人物や会社などの会話を盗聴するために仕掛けられたものから、単身赴任などで使われる短期貸のマンションや入れ替わりの激しいテナントビルなどで前借主に仕掛けられた盗聴器がまだ残っている可能性もあるでしょう
そんな中、自宅マンションは大丈夫なのか?経営している会社事務所は大丈夫なのか?それを解決したく今回は調査していきたいと思います。
使用した発見器
FIRSTCOM製 (FC-S177)
ネットで調べると盗聴発見器としてすぐに出てくる、有名な機種です、某電気街にて13000円で購入、ヤフオクなどでは1万以下で売ってます、下の図のように、バンク、エリア番号を設定するとそれに合った周波数の領域の電波を受信するまでループして探し続けてくれます、受信電波領域が広く、タクシー無線や、インカムの電波なども設定すれば拾います、その他警察無線や消防の無線、災害無線、無線と名の付く周波数はかなり拾えるみたいです、拾った電波の音声を本体スピーカーかイヤホンで実際聞くことが出来ます、私は盗聴には興味がないので、盗聴器を発見するのに使います。「以後FC-S177と呼びます」
盗聴器について
①調査する盗聴器の種類
盗聴器にはいろいろな種類が存在します(ボールペン型、電卓型、置時計型、他)の盗聴器は、基本的にはバッテリー式になるので過去に仕掛けられてるとしてももうバッテリー切れで電波を発信していないと思うので除外し、(コンセント型、電話型、マウス型、他)やコンセント内部、エアコン内部などに仕掛けられるAC電源を直接取って稼働するタイプの盗聴器が対象です。
要するに現段階で電波を発信している盗聴器です、逆に言えばそれ以外は発見できませんw
②周波数
一般的な盗聴器の周波数はほとんどの物が同じ周波数帯を使っています、それを受信できる機材があれば調査はできるという事になります、しかしこの周波数帯以外の電波を発する盗聴器も存在しますそれを発見するにはより優れた発見器が必要ということになります。
盗聴器調査の手順
①調べる周波数の調整
FC-S177の電源を入れBANKボタンを押しBANK(A)に合わせ数字のボタン(2)を押します、これで周波数のセットは終わりです、本体左の上下ボタンを押すと受信し始めます、これで一般的な盗聴器の周波数帯の電波を拾うまでループして検索してくれます。
②調べる部屋の状態
部屋が無音の状態では調査出来ません、盗聴器に音を拾わせないと何処から発信されている電波か分かりにくくなります。今回は調べたい部屋の中央部分に音源としてスマホスピーカーから音楽を流しました。
③電波を拾った場合
①②を実行してFC-S177が電波を拾い本体スピーカーから部屋に置いた音源と同じ音が聞こえたら盗聴器の存在が確定します、音源とFC-S177を持ちFC-S177から出る音が鮮明で大きくなる方へ近づき、怪しいと思う箇所にFC-S177のスピーカー部分を直接当てるようにして調べていきます、盗聴器とFC-S177との距離が30cm以内ぐらいになると音を拾い合いFC-S177がハウリング(カラオケなどでよくあるキーーーーンと鳴る騒音)を起こします、そこが盗聴器の隠された場所です。
盗聴器調査開始
①自宅マンション及びオフィスの調査
いざ自宅マンションを調査開始です・・・・3分で終了!!
そうです盗聴器が無い部屋では当然電波を受信しません、よって発見の為の調査は数分程度で終わってしまいます、ただしこれはあくまで一般的盗聴器の周波数帯を調べただけなのでもっと性能の良い盗聴器が設置されている場合があるので100%この部屋に盗聴器が無いとは言い切れません、しかし安心感はかなり向上します。
同じ要領でオフィスもチェックしましたが同じく電波は受信しませんでした、一安心です。
②街中の盗聴器の調査
ここから先は法律的にどうか分からないので自重して書いていきます。
車にFC-S177を乗せ街中を走ってみることにします、盗聴器の電波の有無を調べるためなので車を停車させて音声を聞いたり下車したり等はしないで進めました、調査した地域は大阪郊外から市内に向けて1程度走りました。
なんと車を走らせ3分程度で受信しました、駅前から少し離れた雑居ビルが並ぶ場所です、音楽のようなものが聞こえてきます、ちょうど信号待ちだったので周りを見渡すと喫茶店らしき店と空室の目立つテナントビル、うーんと思いながら車を走らせます、その後は受信はしますが音声はガーッ!とかザザッ!といった雑音ばかりです、市内オフィス街に入り聞き取れる音声を受信、男の人の声のようです車を走らせているので3秒程度で電波は途切れました、同じオフィス街でもう一回、男性の声を受信しましたそれもすぐに途切れました。
出発から1時間ほど走らせ聞き取れる音声を受信したのは3件でした、車でそこそこのスピードで走って3件拾ったって事は原付バイクなどでもっと建物に接近してゆっくり走らせればもっと受信していたのかもって印象です。
街中の調査もこれにて終了です。
盗聴器調査のまとめ
自分の周りや職場などを自分自身で調査するのは、かなりの安心感に繋がる結果となり満足しています、転勤の多い方や入れ替わりの激しいマンションなんかに住んでいる人にはぜひおすすめしたいと思います、街中ではプロではない私が少し調査しただけで数件盗聴器の電波を探知できたのですから。心配性な方はもちろんプロにお願いして徹底的に調査してもらってください。
最後に、今回使ったFC-S177などで間違っても盗聴する側にはならないで下さいね、そんな事しても何の得にもならないですよ。